浜島さんへの独占緊急インタビュー!
冷たい雨が降りしきる、2012年1月21日。
スクーデリア・フェラーリに活躍の場を移すこととなった、元ブリヂストンの浜島裕英さんに、緊急インタビューを行いました。
今、リアルに感じていること、そして今後について、じっくりと語ってくれました。
このインタビューは、Pit-FMのTwitterに寄せられた皆さんから質問を中心に構成されています。
質問を寄せて頂いた皆さん、ありがとうございます。
Q:ブリヂストンから離れてフェラーリに行き、何をしたいかを知りたいです。
(@motorjyoより)
A:ファイナルミッションはチャンピオン奪回です。
もう一つは、フェラーリの新しいエンジニアの人に、タイヤを作っていた側からの経験を伝えていくことが、
大きな任務だと思っています。
Q:今年はフェラーリにとってある意味勝負の年だと思いますが、浜島さんからみて何を強化すれば勝てると思いますか?具体的に3つ教えてください。
(@roseplaneより)
A:①クルマのダウンフォースを増やすこと。
タイヤに対して下向きの力が大きくなれば、タイヤが力を発揮でき、コーナーを早く回ることができるので、これは非常に重要なファクターです。
②タイヤを十分に理解して、適切な作戦を組み立てること。
③ドライバーがタイヤの特性を十分に理解して運転すること。
そうすれば、幅広い作戦が取れるようになるので、その辺りを分かってもらえるように、アドバイスをしていき、優勝に繋げます。
Q:アロンソとマッサ、タイヤの使い方が上手いのはどちらですか?(Pit-FMより)
A:マッサ選手は、かつてのミハエルが勝てない時があったように、クルマのセッティングが決まると、とてつもなく速いドライバーです。
一方アロンソ選手は、タイヤのマネジメントが上手で、セッティングが95%ぐらいしか決まっていなくても、自らのテクニックで100%の性能を引き出すことができるドライバーです。
どちらがというより、速いドライバーは、タイヤの使い方が上手いのです。
Q:他社製品をどのような手段で分析理解されようと思っていますか?
(@Satomi149より)
A:これは、ピレリさんがどのくらい情報を明らかにするかによってくるのですが、
タイヤを知らない人間に説明する場合と、タイヤを作っていた人間に説明する場合では、彼らの緊張感も変わってくると思います。
作っていた側の人間として、踏み込んだ質問をし、より深い情報を得て、それをしっかりとチームに伝えていければと思います。
Q:イタリアのチームに入ることで、言葉の不安はありませんか?(Pit-FMより)
A:フェラーリですが、エンジニアのほとんどはイギリス人なので、基本会話は英語なので、不安はありません。
Q:フェラーリ入りを決めたのはどうしてですか?
家族と離れて暮らすことになりますか?
(@hammy51F1より)
A:ブリヂストンがF1を撤退してすぐに、フェラーリからオファーがありました。
その時は、MotoGPのことや、撤退にまつわる作業などがあったので、お断りしましたが、2011年の春先と夏に連絡があり、そこまで誘っていただけるのであればと、真剣に考えるようになりました。
独身・子持ちですので、単身で行きます。
Q:ご家族の反応は?(Pit-FMより)
A:お袋には『残りの職業人生少ないんだから、好きなようにやんなさい!』と、強く言われました。
Q:フェラーリからは、身一つで来いと言われたようですね?(Pit-FMより)
A:契約の時に『引っ越しはどうすれば良い?』と質問したら、そんな心配しなくてイイ。全てこちらでやるから、シャツとパンツだけ持ってくれば良いと言われました(笑)。
Q:海外の契約書は、分厚いイメージがありますが、実際はどうでしたか?
(Pit-FMより)
A:意外にも薄かったです。
暗黙の了解ということで、全て心配するなと言われました。
Q:その中でも唯一心配なことは何ですか?(Pit-FMより)
A:お給料がユーロ立てなので、ユーロ危機が心配です。
契約した時点と今では、すでに1割ぐらい変わってしまっています。
Q:昔の夢(BS)と今の夢(F)を聞いてみたい。
タイヤ一筋だった浜島さんが次にどんな夢を描いているのか気になる。
(@twsilvereagleより)
A:これまでの夢は、ブリヂストンで定年を迎え、ブリヂストンで再雇用というのが夢でした。
しかし、この年になって、さらにワクワクする課題をもらったので、チャレンジしようという気持ちになり、決意しました。
今の夢としては何と言っても「チャンピオン奪回」です!
また、F1のエンジニアでも、タイヤについて理論は知っているものの、実際にはなかなか理解しきれていない人もいるので、そんな人たちに、自分の経験を伝導していきたいと思います。
Q:浜島さんご自身のツイッターはやめちゃいますか?
(@Satomi149より)
A:続けようと思いますが、今のアイコンじゃさすがにダメだと思うので、変えたら、またつぶやきます。
〜インタビューを終えて〜
イタリア出発を翌週に控えたお忙しい中、
わざわざ時間を取ってくれた浜島さん、本当にありがとうございました。
Pit-FMは皆さんと一緒に、浜島さんの活躍を全力で応援していきます!
ちなみに・・・
『また日本でトークショーやってください』(@f1kozouより)といった、要望も多く寄せられていました。
我々Pit-FMとしても、トークショーなどを行っていきたいと思いますが、なんせ相手は敷居のお高いフェラーリなので、そういったお願いができるのかを、浜島さんに伺いました。
お答えは・・・
『日本国内であれば、ある程度の自由はきくみたいだけど、まずは様子を伺ってみるよ! なんせボクは新入社員だからねぇ〜』
ということで、“日本国内であれば”に期待をして、
今後もオファーをしていきたいと思いますので、ご期待下さい。










